吃音症: 木村こころのクリニック
吃音症 (どもり) 2012年 2月5日
言葉を様々な種類はありますけれど、円滑・流暢に話せない状態にあります。
ICD10の国際疾病分類・DSMIV 等にも記載されています。しかも、健康保険で適応な疾患名でもあります。
いくつかの国では、吃音を障害認定しているところもあります。
病名があっても、保険適応でも、原因も分からず、決定的な治療方法がないことが問題です。
どもるから緊張→吃音の悪化の悪循環。原因のわかっているものと、わかっていないものがあります。35%は治るとも言われています。
嘲笑や、いじめの対象になり、鬱状態・自分の能力に対する正当な評価が自他ともにできにくい場合もあります。更に、対人恐怖・ひきこもり・などの2次障害からの社会恐怖・・・・・
非吃音者には理解しがたい、吃音者が吃音を隠すための労力・神経的疲労・疲弊は非吃音者には想像しがたいものがあります。
治療法
1)言語聴覚士
2)精神科や心療内科 1)言語療法 2)呼吸法 3)系統的脱感作 4)薬物療法(ジプレキサ・ベンゾジアゼピン系・β遮断薬は私は勧めないー扱いの怖さ)
非吃音者はそんなに気にしているかどうかは私が非吃音者ですから、わかりかねるのはお許し頂きたい。でも、とても、吃音とおっしゃる方が悪循環に陥っていることはわかります。何かがうまくいかないのを吃音の為に思う体験を重ねた結果とは思います。なかなか困難なことではありますが、考え方も含めて、理解してくれ、リラックスできますように!
院長 木村恵子
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